《病気に対してのラピーの考え方》

病気はなぜ起こるのか?

 

 ラピーでは「全ての病気は毛細血管の膨張による体液の停滞から始まる」と考えています。

これは、ラピー代謝研究会初代講師【故・壷井秀夫先生】の理論に基づく考え方です。

 

 人間の細胞は約37兆個あるとされ、また1個1個の細胞はそれぞれ与えられた仕事を全うしようとしています。健康とは、カラダを形成するそれぞれの細胞が正常に活動できる状態のことです。 

 我々人間の生活環境の中で、空気が汚れたり河川が汚れたりすると、病気になりやすいことと同じことが、1個1個の細胞についても言えます。

 細胞が生き生きすると言う事は、細胞を取り巻いている体液が流れやすい状態のことです。

 

 身体には沢山の血管がありますが、一番大事な場所は、細動脈から細静脈の間の毛細血管です。なぜ毛細血管が一番大事なのかと言うと、血管の中の栄養物や酸素等は毛細血管で授受されており、細胞はそれらの物質を間質液によって受け渡しされているからです。

 1個の細胞を考えた場合、よりたくさんの栄養を取り入れることと、この中で作られた老廃物は速やかに出ていくことが細胞の環境として非情に重要なのです。

 

 以上のことから、細胞の環境とは毛細血管の部分に非常に左右され、毛細血管が膨張すると病気が始まると考えられます。それは、どのような病気でも同じなのです。